いつもと変わらない朝だった。私は時計のアラームを手探りで止め、寝ぼけ眼で起き出した。カーテンを開けるとそこには目に染みるくらいの太陽光。本日超快晴、である。朝起きて太陽光を浴びると目が覚める人もいるようだけど、私の場合は顔を洗うまでは半分寝ている状態である。洗面所に行き、豪快に水を流し、顔をざぶんざぶん洗っていると、足元が冷たいことに気づいた。ちょっと、豪快に洗いすぎたかしらと、顔を拭いて床を見ると、何と床一面が水浸しになっていた。豪快に洗ったにしてはすごすぎる。私はそこで脳みそに直接水をぶっかけられたかのようにハッとなり、洗面所下の収納扉を開けた。すると開けた途端、再び滝のように水がそこから溢れてきた。私は茫然となり、しばらくの間動くことができなかったのだった。

よくよく見てみると、洗面所下のパイプの接続部分が外れていて、水が大量にそこから漏れ出していたらしく、収納してあったシャンプーやボディーソープの買い置きなんかが全て水浸しになっていた。まあそれは拭けばどうにかなるけれど、トイレットペーパーやティッシュペーパーなんかはすべて水を吸ってしまい、重たくなってしまっていた。もうそれらは廃棄するしかないだろう。借りているアパートの不動産屋さんを呼び、対処してもらったのだが、こういうときはすぐに水を拭いてくださいと言われてしまった。私はぼんやりしていて気付かなかったけれど、水が下の階の部屋にまで浸水してしまい、迷惑をかけてしまったようだ。落ち着いた頃に下の階の人に謝りに行き、笑って許してくれたのでホッとしたけれど…。
水漏れした場合はまず、水を止め、浸水を防ぐことが、第一にすべきことである。という対処法を学んだのだった。
横浜付近のトイレ詰まりを治す業者